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佐々木 淳(ささき あつし)

Profile

「水」にこだわって制作している佐々木 淳氏。
『Northern Lights』というブランドを立ち上げアーティストとして日本だけでなく世界で活躍中。
ガラスの本場、アメリカでも認められ、著名な作家とのコラボ作品やオリジナル作品を制作。
今注目のアーティストだ。



Interview

佐々木 淳(ささき あつし)

ー 水モチーフの作品をつくり始めたきっかけについて教えてください

スタートと同時にもう始まってたんですよ。水は。
10年前、ノーザンライツというブランドをスタートする前から制作しているんです。
もともとは、石をイメージして作っていたんですよ。
ガラスで、水みたいに見える石を作りたいなって思って。
ガラス制作を始める前はジュエリーブランドで働いていたので、頭の中が石(宝石)のイメージなんです。

素材を宝石からガラスに変えて、水に見える石をガラスで作っている。
どこかで発掘した鉱石が水っぽく見えるそういう物をイメージしてます。

色々なシリーズを作っているんですけど、それはすべて水の動きなんですよ。

例えば、氷というシリーズを作成しているのですが、
隕石とか彗星などが、尾を引いているのは、氷の塊が摩擦熱によってほうき星みたいになるのですが、
その氷があって、水になって、土にかえったときに花が咲くのをイメージして、花の作品を作って、
最後に煙というか気化して上がっていくので、お香立てなどを作っていました。


ー 水の作品はどのようなもの(素材)で作られていますか。

耐熱ガラスに人工のオパールを入れて作っています。
水面の部分はクリアガラスだけではなく、色ガラスをわからないぐらい薄く混ぜて色を作っている時もあります。
底に配置している色も色ガラスの原色ではなく、一点一点色ガラスを混ぜ合わせて作り込んでいます。




ー 水の作品はどのようなイメージを表現されてますか?

旅行が好きなのですが、旅先で見た海など実際に見て美しいと感じた色を表現しています。
色についてはもちろんコントロールできない部分もあるんですけど 経験則というか、試行錯誤しながらイメージする色に近づけています。
まあそれでも予想通りにはいかないですけどね
その為、一点一点色は微妙に変わります。
作り方についてはマイナーチェンジを繰り返しています。
色の作り方だったり、シェイプだったり結構変わっていますよ
表面もそうだし加工の仕方も変えています。


ー 理想とする美しい作品のイメージを教えてください。

曇りでも、美しく見える作品を作りたいと思っています
太陽の光を当てると水面の揺らぎがはっきり出て美しいけど、 光が弱い所でも美しく見える作品をつくりたいと思っています。


ー 作品を作るにあたり難しい点を教えてください。

天気に結構左右されるところがありますね。
どんよりした天気の時に作ると綺麗な色が出ないですね。

制作時の気持ちもそうなのですが、窓から入ってくる光で 作品の見え方が違うので、表面を加工しているときに、見えずらいです。
ライトも使用していますが、やはり太陽光の方が綺麗に見えますね。


ー 制作工程で楽しみにしている工程はありますか?

色を作る時と最終的に光でチェックするときが一番楽しいですね。
予想していなかった美しい色合いが出たりすることもあります。


MIZU

ー ガラスを始めたきっかけを教えてください。

ジュエリーブランドで働いた後、2,3年間デザイン会社に勤めていたのですが、その頃からガラスを始めました。
ジュエリーって、全てコールドワークなんです。彫刻だったり・・ つまり形を作るのです。
宝石は、宝石屋さんがいるので、自分で出来る事が限られてくる。
でも、ガラスは、絵も描けるし、形も作れるし、ガラス内にも模様が描けるし 制限がないんですよね、大きさも制限がないですし。
技術があれば、大きい物も作れます。

全て自分の力でできる所に魅力を感じました。

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Product



光の当たり方でガラス内部に水面のような光の揺らぎが見える作品「MIZU BRACELET」を
下記プロダクトページでご紹介しております。
MIZUの世界を是非ご覧下さい。