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Kengtaro(ケンタロー)

Profile

Kengtaro氏は、カエルの造形作品が代表的な作家です。
ガラス作家歴20年以上の経験を作品に注ぎ込んでいます。
幼少期から爬虫類好き。
好きだからこそ爬虫類の作品は細部まで精巧につくられています。



Interview

Kengtaro(ケンタロー)

ー なぜ作品に生き物が多いのですか?

元々、爬虫類が好きでした。昔は陸亀を飼ってました。
田んぼが周りに広がってるようなところに工房があったので、春になるとカエルが結構来てたんですよ。
その影響もあって、カエルモチーフがあってもいいじゃないかなと思いカエルの作品を作り始めました。




ー 作品作る時、写真や実物をみてつくるのですか?

初めの頃は、カエルというより恐竜みたいな感じでした。今見ると酷いものです。
周りの作家の作品を参考にしたり、飼っているカエルを見たり、お客様からアドバイスを頂いたりして、だんだん今のカエルに近づいていった感じです。
最初は、目のあたりから改良していきましたかね。もっと目を離したり。
あとは、ちゃんと指の本数とかもよくわかってなかったので、そこから学び直して、観察をすごいするようになりましたね。
しょっちゅう爬虫類ショップに行って、カエルを実際に見て、 もちろん写真でも見て、うんうんうんっていう感じで。
春先からカエルを捕まえに行って、観察して逃がすとか。
卵から持ってきて、卵からカエルに なるまで育てたりとか、ちょっとしたフィールドワークみたいな感じを毎年してます。


ー 作品のどこにこだわっているのか教えてください。

リアルさを追求するより自分らしくっていうのが第一で製作しています。
モノマネとかもそうじゃないですか。ポイントがつかめてたら、すごくその人に似てたり。
カエルとしてのポイントを抑えつつ、自分なりの要素を入れたいなと思って作ってます。


ー カエルの魅力とは?

爬虫類は特に質感がすごくいいんですよ。ちょっとツヤとしてたり、冷たさとか。
なんて言うんですかね、触った時の感覚がなんとも言えないです。くびれとか曲線とか。
外から見えませんが、カエルの中に骨があるっていうことは、常に意識してます。どういうような骨格なのかなとかいうのを考えてます。そういうのをガラスで表現したいです。


ー 理想の作品について教えてください。

自分の中の理想のカエルっていうのが多分あって、それに近づけたいなっておもってる感じですね。
理想に近い作品ができても、手放すようにしてるんです。自分の手元には一切残さないようにしてます。
どんなによくできてても、それよりさらにいいものを作りたいと思っているためです。


MIZU



Product



カエルの魅力がガラスに宿る、リアルさと愛らしさが光る造形美が魅力的な作品
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カエル BRACELETの世界を是非ご覧下さい。